斎藤工(44)が27日、都内で行われたNetflixラインアップ会見でのetflix映画「This is I(ディス イズ アイ)」(松本優作監督、2月10日から世界独占配信)トークに登壇した。
同作は、性別適合手術を受けて性移行に信念を貫いて向き合った、はるな愛(本名・大西賢示、53)と、性別適合手術の1人目の患者として初めて執刀し、寄り添い続けた和田耕治医師の、2人の著書を元にした作品。鈴木おさむ氏(53)が、21年11月に和田医師の存在を知り、同医師と深町公美子氏の共著「ペニスカッター:性同一性障害を救った医師の物語」(方丈社)を読み、企画した。斎藤は「当初『ペニスカッター』というタイトルで企画が動いていた。強い母体の奥に、今、生まれるべく作品というものを感じた。世相と未来に向けた作品に出会わせて頂いた。撮影期間は、どうなるか分からなかったですけど、意義深い作品に関われたのがうれしい」と作品への参加を喜んだ。
物語は、08年にエアあややの口パクモノマネで一世を風靡(ふうび)するまで、本当の自分とは何かに悩み、世間の冷たい視線に苦しむも「聖子ちゃんのようなアイドルになりたい」という夢を手放さなかった少年・大西賢示と、運命を変えた和田耕治医師との出会いを描く。同医師も賢示と出会い、初めて性別違和を持つ人々の苦悩を知り、現実に向き合い、賢示が初めて執刀する性別適合手術の患者となった。「自分の人生」を歩むことを選んだ賢示と、「本当の医療とは何か」に悩み、患者に寄り添い続けることを選んだ同医師が、かけがえのない信頼と絆を結ぶ。夢を追いかけ「本当の自分のあり方」を探し求め、その尊厳をつかみとるまでの主人公の葛藤、そして人生に大きな転機をもたらした医師との出会い…その勇気と再生の軌跡を描く。
主人公・大西賢示役のオーディションには、トランスジェンダー当事者を含む幅広い応募者が集まった.その中から選ばれた18歳の高校生・望月春希が抜てきされた。斎藤は、医師の和田耕治役を演じた。斎藤は「はるな愛さんに会ったおかげで、先生も進化し、変わっていく…この人との出会いが人生のターニングポイントだと、望月さんと出会った時に感じました」と望月との共演を振り返った。そして、はるなと和田医師の家族と完成した本編を見たと明かし「見終わった後、両家とも涙をされて抱き合っていた。これが、この作品が生まれた理由であり、ゴールだと思った。世界に届く前に1番、届くべく人に届いた」と熱く語った。
◆「This is I」 「アイドルになりたい」と夢を抱きながら、“自分らしさ”に悩み、周囲の視線に苦しんでいた大西賢示(望月春希)。その運命を変えたのは、一人の医師との出会いだった。過去に患者を救えなかったことで苦悩を抱える医師・和田耕治(斎藤工)は、賢示との出会いをきっかけに、それまで知らなかった性別違和を持つ人々の苦悩に初めて向き合う。そして賢示は、和田医師が初めて執刀する性別適合手術の1人目の患者となる。偏見に晒されながらも信念を貫き、性別移行に真摯(しんし)に向き合う中で「本当の医療とは何か」を悩み、患者に寄り添い続けることを選んだ和田。そして、性別適合手術という決断を通じて自身が望む“本当の自分”を確立していく決意をした賢示。世間の反発や逆風の中で孤独を抱えていたふたりが築き上げたのは、かけがえのない信頼と絆だった。孤独を抱えたふたりが互いを支え合い、自分らしく生きるための道を見つけていく。



