日本文学研究者のロバート・キャンベル東大名誉教授(69)が2日までにX(旧ツイッター)を更新。食道がんのため63歳で亡くなった国際ジャーナリストでタレントのモーリー・ロバートソンさんを追悼した。
キャンベル氏は、「モーリー君が亡くなりました。『スッキリ』メンバーのLINEグループで先ほど知らされ、心底驚きました。63歳。若すぎる。ご冥福を祈るばかりです」とロバートソンさんの訃報に触れ、「豊かな感性、明晰な頭脳、何か面白いものはないかといういつもの温みを湛えたあの眼差し、悪戯好き‥‥初めて会ったのはハーバード大学の、ハーバードスクエア一入口付近で、20分くらい立ち話をしました。彼は1年生で、僕は大学院生。当時ハーバード大で学ぶ優秀な日本人学部生は何人もいましたが、おおかた政治学や国際関係論など『実学』を専攻していたのに対して、モーリー君は入学時から作曲家をめざしていました。バンドで演奏し、電子音楽を基礎的に学習するという当時の先輩(=私)の目にも自由でカッコいい奇才的青年でした」と初対面時を回想した。
続けて「東京で再会したのはずっとその後で。担当曜日が違う日テレ『スッキリ』では彼は少し後輩であり、あの番組がコメンテーターに求める振り幅の広さを完璧に合わせ持っていました」と、日本テレビ系で放送された情報番組「スッキリ」で同じくコメンテーターを務めるなどしたロバートソンさんと再会。「硬いネタには徹底した準備と鋭いエッジ、柔らかいトピックでスタジオを一瞬に湧かすおどけたユーモアが持ち味で、(初めて言うけれど)自分が出る曜日以外に『スッキリ』をずっと観続けたのは、彼が画面の左側に鎮座する日だけでした。自分と主張がずれても、その主張を理解するのに必要な情報と論理が数十秒に的確に詰められた、名コメントの数々」としのんだ。
また、「SNSも然りで、何度も何度も、引用リポストし合う仲になっていきました」とSNS上でも交流。「少し遠巻きに、しかしほとんど切れ目なく彼の人生と長い歳月に伴走できたことは、幸せでした。声がまだまだ、耳にも心にも響いています」とつづった。



