工藤阿須加(34)が1日、東京・TOHOシネマズ新宿で行われた、山﨑賢人(31)の主演映画「ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編」(片桐健滋監督)応援上映舞台あいさつに登壇した。この日は、劇中で演じた人気キャラクターの、大日本帝国陸軍第七師団の月島基軍曹の生誕記念として、3月30日に最終章第13話の第62話「ウイルクの娘」の放送を終えたアニメで同キャラを演じている、声優の竹本英史が駆けつけ、トークを展開。月島の声を生披露した竹本に促されて、工藤が蹴りを披露する一幕があった。

工藤は、竹本が冒頭から「集中、集中! 今日は誕生日ですよ!」と“生月島”を披露すると「(アニメの月島の)まんま過ぎて感動!」と感激した。竹本から「私も本業でやったので、蹴りでも」とリクエストされ、豪快に蹴りを披露すると、場内から拍手が起きた。工藤は「蹴りで褒められたの、初めてです」と喜んだ。

この日は、作品と月島の熱烈なファンとの質疑応答にも応じた。工藤は「連載開始から月島が好きで、アニメになって動くのかと…。竹本さんの声の、深さ、重さの絶妙なバランス、生きている感じがピタッとハマった」と、原作の月島と竹本の声のイメージがピッタリだったと明かした。「それを、どう再現するかに重きを置いた。1ファンであり、裏切りたくない。僕ならではの要素も融合させ、演じられたらと思った」と、竹本の声の演技が役作りに大きな影響があったと感謝した。

竹本は、アニメの新作「暴走列車編」が今冬、放送されることを踏まえ「冬にアニメの最後を迎えるに当たり、原作の最後を知っている。その前に工藤さんの芝居を見られて、良かったと思っています。工藤さんが演じる月島の中に、月島の最後を感じる」と、逆に工藤の演技から受け取るものがあると強調。「僕が積み上げたものを出すだけでなく、工藤さんなりの月島を乗せると、きっと最高の月島を見せられるビジョンが湧いている。お優しい工藤さんが、あのいかつい月島を演じているのが(自分が)演じるのに役に立つというビジョンがある」と返した。工藤は「ヤバいですね、今の言葉…気合、入るな。その言葉を棟に、次があったら乗り込みたい」と感激した。

「ゴールデンカムイ」 「週刊ヤングジャンプ」で14年から18年まで連載の、野田サトル氏の漫画が原作。日露戦争終結後の北海道を舞台に、莫大(ばくだい)な埋蔵金を巡るミステリーと厳しい大自然の中でのサバイバル・バトルアクションが評価され「マンガ大賞2016 大賞」、「手塚治虫文化賞 マンガ大賞」「日本漫画家協会賞 大賞」を受賞した。山﨑が「不死身の杉元」と呼ばれる元兵士・杉元佐一、山田杏奈(25)が杉本とアイヌの埋蔵金を求めて旅するアイヌの少女・アシ■パを演じた。

24年1月に映画第1作が公開され、同10月からはWOWOWで連続ドラマW「連続ドラマW ゴールデンカムイ-北海道刺青囚人争奪編-」が放送された。山﨑は「1作目の映画を経て、ドラマを経て、面白くするために話し合っていたので、楽しんでいただけて、うれしいです」と手応えを口にした。そして「原作にはない『俺は不死身の杉本だ』を初めて言わせていただいたのは、思い出に残った」と撮影を振り返った。