梅宮アンナ(53)が9日、都内で、「フルコース がんと私と家族の日々」(文芸春秋、10日発売)発売記念記者会見に出席した。

梅宮は24年8月に乳がんステージ3Aであることを公表、24年11月に乳がんで右胸の全摘手術を行った。同書は乳がんを公表してから、乗り越えるまでの赤裸々な闘病記。さらに、昭和のスターだった父梅宮辰夫さんの知られざる晩年の様子や思い出、母・クラウディアに対する葛藤や、娘・百々果への感謝、昨年「出会って10日婚」として注目を集めた電撃再婚の内幕も明かしている。

梅宮は発売に「ようやく思いの一つが形になってうれしい」と切り出し、「24年6月に『ガン』と言われたときから、闘病の模様を本にしようと思っていました。100人いたら100人のガンがオリジナル。価値観や感じ方は全員違いますけど、自分がどういう選択をするのか、私がどう乗り越えていったか、本にすることでこの後に続く人たちの一つの参考にして欲しかった」と語った。

タイトルの「フルコース」は「本にぴったりのタイトルでした。治療もフルコースだったので」とした。

梅宮は10年ほど自身の仕事について悩みがあったと明かし、「芸能の仕事は30年ほどになるんですけど、いただくお仕事で『私じゃなくてもいいよね』と思っていて。生きがいや目標を失ってしまうと、結構生きにくかった」という。

そんな中、がんを宣告され「悲しいよりも違う世界に行くんだと。落胆はなく、私はガンを知ることができるという思いだった」と話した。

闘病中は「気付かせてくれること、新たな出会いもあった」と話し、「そういう意味で、私はガンを“ギフト”と呼んでいて、漠然と大きな病気をせずに50年生きて、51歳でガンになり、残りの数字が明確に見えてきて、一生懸命いろんなことに取り組む気持ちに変化した」と振り返った。

現在は毎月の血液検査による通院、ホルモン剤、飲用する抗がん剤を処方されている。「数値も平常値、ホルモン剤は62歳まで。抗がん剤は2年のむんですが、今1年3カ月が経過しました。ガンを忘れるほど、元気ですよ」と笑顔を見せた。