落語家桂南光(74)が29日、大阪市の天満天神繁昌亭で行われた上方落語協会新体制お披露目記者会見に出席した。
同協会は笑福亭仁智会長が5期目をスタート。南光は32年ぶりに上方落語協会に復帰した。
南光の師匠、桂枝雀さん(故人)が94年、上方落語協会の運営を巡り、一門で協会を脱退。ざこば一門も追随した。
24年6月に亡くなった桂ざこばさんや南光の弟弟子にあたる桂雀三郎、桂文之助らはすでに復帰。南光も仁智や前会長で現最高顧問の桂文枝から復帰の打診を受けていたというが、師匠の枝雀さんが脱退したまま亡くなってしまったこともあり、かたくなに拒否してきた。加入していないことにメリット、デメリットはなかったが、弟子の桂南天、孫弟子の桂天吾の今後の活動を鑑み、復帰を決断した。
南光は「『反対する人がいたら結構です』と仁智会長にも言っていたんですが、理事会を開いていただいたら満場一致でOKしてくださったそうです。反対する人はみんな亡くなってしまったようです」と笑わせながら、「私は何もできないと思いますが、一協会員として何かお役に立てればと思って復帰させていただきました」とあいさつした。
南光の復帰に仁智会長は「協会にとって大きな戦力」と歓迎し、文枝も「南光師匠に戻っていただいて、こんなうれしいことはない。(枝雀)師匠がお辞めになって、お弟子さんが戻りにくいというのも分かりますし、自分のお弟子さん、孫弟子さんのために戻っていただいた。こんな戦力はない。繁昌亭20周年に向かって盛り上がっていくと思います。南光師匠、ありがとうございました」と喜んだ。
早速、9月に開設20年を迎える繁昌亭の公演で、番組作り、演出を担当する文枝から「トリを1日」と打診されたといい、「それこそ、『文句言う人ありますよ』と言ったら、『僕が押さえます』と言っていただいた。『漫才もやってほしい』と言われまして、漫才もやります」。
こう高らかに宣言したのはよかったが、公演の詳細については確定次第、会見を開いて発表することになっており、協会副会長の桂米團治から「まだ言ってません」と怒られ、「しゃべりですいません」と謝っていた。



