堤真一(62)が27日、都内で開催中の東京国際映画祭で行われた日本・台湾共同製作の映画「記憶ゼロ」(27年初夏公開)舞台あいさつに登壇。同作の台湾ロケが自身初の海外での撮影となったが、現地の食堂でメニューが全く分からなかった中、アプリをかざしたところ、全て日本語に変換され「ぶったまげましたね」と振り返った。

「記憶ゼロ」は世界3大映画祭の1つ、ベネチア映画祭(イタリア)アウト・オブ・コンペティションに出品。堤にとって、自身が映画に初主演した98年「弾丸ライナー」で長編監督デビューした盟友・SABU監督(61)が、脚本も手がけた20本目の監督作品で全編、台湾で撮影された。ある事件で受けたショックで健忘症を発症した敏腕刑事が、記憶障害に苦しみながらも誘拐事件を捜査する物語で、主人公の刑事を台湾映画界のスター、イーサン・ルアン(43)が演じ、台湾の人気女優ムーン・リー(61)も出演。堤は息子を誘拐された日本人ビジネスマンのパパ、霧島れいか(54)がクールなママを演じた。

堤は「ほんの、わずかしか出ていないんですけど、久々にSABUと仕事をしましたけど、監督として成長も遂げ、すばらしい映画でした」と感慨深げに語った。台湾での撮影のエピソードを聞かれると「4、5日くらいの撮影だった。1番、ビックリしたのは、マネジャーとご飯を食べる時、汚い定食屋みたいなところに行ったら、メニューが全く分からない。アプリがあって、黒板に書いてあるメニューを、フッとやったら全部、日本語になった。すごいですね。すごいおいしかった…そんな感じ」と振り返った。

「映画の話を…」と突っ込んだSABU監督については「SABUと一緒だと、どこ行っても同じ。ほぼ演出は、ドーンと、ガーンといって、という感じ。擬音でしか言わないのは変わらず」と答え、笑った。

この日は“台湾のアカデミー賞”と言われる金馬奨で、監督賞にノミネートされたSABU監督とともに助演男優賞にノミネートされている台湾の俳優アキラ・ホァン(31)も登壇した。