★中道改革連合の綱領には「現実的な外交・防衛政策と憲法改正論議の深化」とある。憲法の平和主義に基づく専守防衛を基本に、日米同盟と平和外交を軸とした国民の平和と安全を守る現実的な外交・防衛政策を進めるとある。その会見で同党共同幹事長・安住淳は米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に関し、政府方針の通り工事を進める考えを示し「中道が政権を担うことになれば、ストップすることは現実的ではない」「沖縄の人たちの思いも大事にしながら、安全保障との整合性をつくっていく」とした。
★任期満了に伴う沖縄県名護市長選が18日に告示され、25日に投開票が行われる。新人で元市議・翁長久美子には立憲民主、共産、社民が推薦を出し、3選を目指す現職・渡具知武豊には自民、日本維新の会、国民民主、公明が推薦するなど3人が辺野古移設を最大の争点として選挙戦が始まっている。立憲の参院議員は「今年秋には県知事選で玉城デニーの再選もかかっている。この時期に安住の言い方では選挙にならない」と憤慨する。事態を重く見た立憲から中道入りを表明している沖縄3区の屋良朝博は慌てて上京し安住と会い、地元で混乱を招いている事態を重く受け止め、強く抗議するとした。安住は「説明が不十分で申し訳ない」「かつての民主党政権が背負った責任や、26年にわたり自民党と連立を組む公明党が移設を推進してきた歴史的背景を説明したものだった」と釈明、中道が政権を取った際も移設を推進するかのようなニュアンスで報じられたことは「本意ではなく、言葉の一部が切り取られたものだ」としたが言葉足らずも甚だしい。
★自民党議員が言う。「安住は元財務相ばかり注目されるが、第1次菅改造内閣で防衛副大臣を経験しているから本音が出たのだろう。だが『日米同盟と現実的な外交・防衛政策』と綱領にある限り、沖縄切り捨てと思われても仕方がない」。立憲の議員は「せめて辺野古の民間共用空港ぐらいは言うべきで、沖縄の犠牲に立つ平和安保では自民党と変わらない」。(K)※敬称略
【政界地獄耳】石破茂が超党派の「地位協定の議員連盟」理屈こねくり回して台無しにする心配も
【政界地獄耳】「新型軍国主義」批判に反論も、首相と同じで通用しない小泉の理屈
【政界地獄耳】結果が欲しい政権の焦りが生み出した強引さ
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

