★週刊文春オンラインによれば、動画作成者の松井健は「AIとスマホを使い1日100~200本の動画を作成して拡散した」とし「私は元々保守的な信条なのですが『総裁選で高市陣営が苦戦しているので手伝ってほしい』と依頼された。私は米ドナルド・トランプ大統領の参謀だったスティーブン・バノン(元大統領上級顧問および首席戦略官)を尊敬していて、その手法を研究していた」という。16年8月、バノンはトランプ陣営の選挙対策本部長に就任し、民主党ヒラリー陣営切り崩しのためのターゲティング広告を行い、トランプを大統領に押し上げた人物だ。日米両首脳の不適切な選挙キャンペーンが浮かび上がる。10日の衆院法務委員会で首相・高市早苗は中傷動画の作成をめぐり、自身の秘書が去年、オンライン会議に出席し「国民の声を聞くために検討しているという企画の紹介を聞いた」とした。国会の答弁や委員会的には「発言の修正」だが、首相答弁のほころびが次第に大きくなってきている。

★一方、CNNなどの報道をまとめるとトランプはカリフォルニア州の選挙は「不正操作されている」と繰り返し主張してきたが、NBCの番組「ミート・ザ・プレス」でインタビュアーのクリステン・ウェルカーがトランプの主張を裏付ける証拠は一切ないとし対立。また、トランプがウェルカーに対して「戦争を始めないと約束したことは一度もない」「私は戦争をしないとは保証していない。私が約束したと言う人もいるが、私は何も約束していない」と述べた。実際、トランプは24年に、2期目の任期中は米国は戦争をしないと繰り返し約束している。結果トランプはインタビュー中に席を立った。

★さて首相は自らの問題で追い込まれつつある。来月17日の会期末までに衆院議員の定数削減法案、国旗損壊罪法案、副首都法案など維新との連立合意内容の法案成立が待ち受けるが、政府は来月7日からトルコの首都アンカラで開かれるNATO(北大西洋条約機構)首脳会議への出席を検討しているという。野党議員は「8日には党首討論が予定されている。それから逃げたいのではないか」と疑う。逃げ切れるのか。(K)※敬称略