イオンの吉田昭夫社長は29日、熊本市で記者会見を開いた。イオンモール熊本の爆発は想定できなかったとし、死傷者が出たことに「ご遺族の皆さまに深くおわび申し上げる。誠心誠意対応していく」と謝罪した。原因について「ガス爆発の可能性が高いと言われているが確定できていない。原因究明に最善の努力を尽くす」と述べた。全国のイオンモールで、ガス関連設備の一斉点検を始めた。

イオンによると、28日午後4時27分ごろの地震発生時、利用客と従業員計四千数百人が館内にいた。夏休みのため、普段の平日よりも多かった。約30分で全員が屋外への避難を完了したことを確認したとしている。

イオンは午後5時50分ごろの爆発時、館内に従業員8人がいたことを把握していると説明。災害時のマニュアルでは、余震などの二次被害を避けるため、避難後には館内に戻らないよう定めている。

8人はいったん避難した後、館内に戻った可能性があるというが、詳しい理由は分からないとした。

物販店などが並ぶ2階の南側中央部の損傷が激しく、爆発はこの付近で起きた可能性がある。イオンモール熊本ではLPガスを使っており、このエリアはフードコートに向かうガス管が通っていた。

イオンモール熊本はガス設備について、3月に自主点検、6月に法定点検を実施していた。吉田社長は「このような爆発が起きることは想定しきれなかった」と話した。遮断弁など災害時のガス漏れ防止の備えが機能したかどうか、消防と共に検証を急ぐとした。(共同)