群馬県太田市の住宅で住人の手塚由佳さん(52)が殺害された事件で、手塚さんの長男(26)への殺人未遂の疑いで逮捕された栃木県佐野市、職業不詳三原理稀容疑者(30)が、逃走中に着替えていたことが29日、群馬県警への取材で分かった。手塚さんの血液が付着した服を隠す意図があった可能性もあるとみて、手塚さんに対する殺人容疑を視野に捜査する。
県警によると25日の事件後、黒っぽい上着にグレーのハーフパンツを着用した三原容疑者の姿が防犯カメラに写っていた。靴ははいていなかった。27日に30キロ以上離れた群馬県高崎市で発見された際は、防犯カメラに写っていた上着は羽織っておらず、紺のハーフパンツで、黒のスニーカーをはき眼鏡もかけていた。公共交通機関で移動したとみられる。
現場では血の付いた包丁が見つかり、県警は凶器とみている。三原容疑者は手塚さん殺害をほのめかす供述をしている。県警は29日、容疑者を送検した。
三原容疑者は手塚さんの長女(28)の元夫。長女は19日、栃木県警に「元夫から、母親と弟を殺して俺も死ぬと言われた」と相談していた。
25日正午過ぎ、長女と長男が帰宅した際、1階の居室で三原容疑者と鉢合わせし、長男が頭を切られるなどした。三原容疑者は逃亡し、手塚さんはこの部屋で血を流して倒れていた。(共同)

