在沖縄米軍トップの沖縄地域調整官ワトソン中将は6日夜、米兵が強盗殺人容疑で逮捕された事件を受け、在沖縄の米軍人に9日から30日間、午前0時から同5時までの外出禁止を命じた。県内全基地の出入り口の監視も強化する。米軍キャンプ・コートニー(沖縄県うるま市)に司令部がある第3海兵遠征軍がX(旧ツイッター)で発表した。

これまで米側は綱紀粛正を打ち出してきたが、凶悪事件は後を絶たない。抑止効果は不透明だ。

7日正午から9日正午までは、基地内外での飲酒を禁止。オペレーション(業務)も停止としたが、詳しい内容は不明。

ワトソン氏は「外出は特権であり、組織全体として責任を伴うものであることを再認識させる」とし、規律や責任感の徹底を求めた。

沖縄では2016年に米軍属が逮捕された死体遺棄事件があり、米軍は基地外での飲酒や宿泊を一時的に禁止する措置などを取った。24年6月以降には性暴力事件が相次いで表面化。米側は再発防止策の一環として県警との合同パトロールのほか、憲兵による単独パトロールも実施していた。

事件では、那覇市のホテルで3日未明に女性(39)の遺体が見つかった。県警は4日、強盗殺人の疑いで、米軍普天間飛行場(宜野湾市)所属の海兵隊上等兵デビン・バラード容疑者(20)を逮捕した。(共同)