トランプ米大統領がウォールストリート・ジャーナル(WSJ)紙の記事で名誉を毀損されたとして、同紙の発行元などに100億ドル(約1兆5700億円)の損害賠償を求めた訴訟で、南部フロリダ州マイアミの連邦地裁は10月31日、訴えを棄却した。記事は、少女らの性的人身売買罪で起訴され自殺した富豪エプスタイン氏にトランプ氏が手紙を送ったとの内容。
トランプ氏はこの報道を巡り昨年7月に提訴。地裁は訴えを棄却したが、今年5月に再提訴していた。WSJによると、トランプ氏側は上訴する意向だという。
地裁は判決で、WSJが悪意を持って名誉を毀損する記事を掲載したことをトランプ氏側が証明していないと指摘した。
WSJは昨年7月、トランプ氏がエプスタイン氏の2003年の誕生日に、わいせつな絵が描かれ「毎日が素晴らしい秘密でありますように」とつづられた手紙を送っていたと報じた。トランプ氏側は、手紙を書いておらず、署名もしていないなどと主張していた。
手紙はエプスタイン氏の遺産の管理者側が下院監視・政府改革委員会に提出した資料の中に含まれ、実在が確認された。(共同)


