最年少プロ棋士、藤井聡太四段(14)が歴代最長の連勝記録「28」に並ぶ可能性がある26日の竜王戦決勝トーナメント当日に、異例のイベントが開催されることになった。日本将棋連盟が16日、発表した。

 関西将棋会館で、プロ棋士がファンに対局を説明する「大盤解説会」が行われる。タイトルを決める対局では開催されるが、同連盟によるとトーナメントでは「異例中の異例」という。藤井四段は15日の順位戦C級2組で瀬川晶司五段を破り、自身の持つデビュー後の連勝記録を「26」に更新。神谷広志八段の28連勝(87年)にあと「2」に迫った。きょう17日、27連勝をかけ、朝日杯将棋オープン戦で学生名人の東大1年、藤岡隼太アマ(19)と対局する。