東京都の小池百合子知事は25日、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、都が新設する会場の第1弾となった「武蔵野の森総合スポーツプラザ」(東京都調布市)のオープニングイベントに出席した。

 同施設は、味の素スタジアムに隣接し、メインアリーナは約4900平方メートルで、屋内の競技施設では都内有数の広さ。五輪ではバドミントン、近代5種(フェンシング)、パラリンピックでは車いすバスケットボールの会場となる。

 小池氏は、あいさつで「地元3市の多大な協力のもと、新たな競技施設の第1弾がいよいよ誕生した。末永く愛される施設にしたい。どうぞ、皆さんかわいがってください」と、出席者に呼び掛けた。アイドルグループ「私立恵比寿中学」のメンバーらと、ラジオ体操も披露した。

 国とのギクシャクした関係が懸念される中、来賓で出席した鈴木俊一五輪相は「都、大会組織委員会などと連携し、一体となって、大会成功のために取り組みたい」と、強調した。