史上最年少プロ棋士、藤井聡太七段(15)が18日、大阪市の関西将棋会館で指された第27期銀河戦予選で藤原直哉七段(53)を破り、本戦出場を決めた。19日に16歳の誕生日を迎える藤井が15歳最後の対局を白星で飾った。通算成績は82勝15敗。

 銀河戦予選は持ち時間各25分の早指し棋戦。終盤の激戦を制した藤井は「序盤は少し失敗してペースを握られてしまった。その後、激しい戦いになってからは冷静に指すことができた」と65分間の快勝劇を振り返った。

 この日が15歳最後の対局となったが「とくに意識はしていなかった」という。16歳の誕生日を迎えるにあたり「16歳の1年間というのは、本当に強くなる上でも大切な1年だと思っています。また1つ上を目指して取り組んでいきたい」と話した。

 日本各地では連日、真夏日、猛暑日が続く。岐阜県多治見市で午後1時半ごろ、40・0度を記録し、全国で今年最高気温となった。国内で40度に達するのは5年ぶり。藤井も「ここまで暑いと気になります」と話したが、体調管理には気をつけている。暑さ対策は「とくに意識してやっていることはありませんが、対局にはいいコンディションで臨めるように気をつけてます」。生活のリズムを崩さないように心がけているようだ。