立憲民主党は25日、女性の政治進出を後押しする一環で、「パリテ(男女が半々の議会)」の実現に向けたキックオフ集会を、国会内で開いた。

統一地方選において、東京で擁立する候補者124人中、47人を女性候補とした東京都連が実施。都連会長の長妻昭選対委員長は「120人を超える候補者の中で4割が女性というのは、民主党、民進党を含めてこれまでにない比率だ」とアピールした。

あいさつに訪れた枝野幸男代表は、「女性が(政界に)増えることは、社会の風土を変えることにつながる。さまざまな声が政治に届いていないと、ひとつの色に染まった社会で政治が機能するとは思わない」と、意義を強調。「女性だからと(選考で)げたを履かせていることはない。『票ハラ(スメント)』は女性も男性も受けているが、問題の深刻さは女性のほうが深刻だ。4割の候補が全員当選したら、まさにパリテだ。パリテ元年をつくりだそう」とハッパを掛けた。

同党はすでに、「女性候補者擁立推進チーム」を設立。地方、国政を問わず、選挙では男女同数の候補者擁立を、目指すとしている。