トランプ夫妻が宿泊する皇居前のホテル周辺には警察車両が横付けされ、大勢の警官が配置された。警視庁は来日期間中、約1万8000人の警察官を投入予定で、24時間態勢で都内を厳重警備する。

日程を終えた夫妻がホテルに戻った際は、観光客らが大統領専用車「ビースト」をスマホのカメラで撮影していた。

一方、26日にトランプ氏が両国国技館を訪れるのを前に、日本相撲協会はホームページで、当日の荷物検査の実施や、びん、缶、ペットボトルの持ち込みを禁止すると発表した。売店で販売するびんと缶の飲料も、カップに移し替えてしか席に持ち込めない。午後3時以降は再入場できず、駐車場に近い地下では大広間でのちゃんこ販売、ベビー休憩室も休止される。

来日した米大統領の観戦は初めて。格闘技が好きなトランプ氏のため、首相の提案で実現した。JR両国駅前の駐車場も一時閉鎖され、コインロッカーも使えない。相撲ファンの1人は「千秋楽は国技館内に入るのも大変そう」と話した。