れいわ新選組の山本太郎代表は18日、年内最後の「街頭記者会見」を、東京・新宿駅南口で開いた。

今年4月に党を立ち上げ、夏の参院選比例代表で自身は落選したものの2議席を獲得し政界に存在感を示した令和元年を「激動の1年だった」と振り返った。

山本氏は、次期衆院選に向け、消費税率5%への減税を旗印にした野党結集を訴えているが、野党間でまとまれなければ、れいわ独自で衆院選を戦う意向。現在、旧民主党系の立憲民主、国民民主両党が合流に向けた協議を進めているが、山本氏は「『帰ってきた民主党』という思いを持っている人もいる。(今回の合流は)新しいものなんだということをアピールした方が良い」と提言。消費税5%減税を念頭に「(国民)みんながピンとくる政策がいい。『政権交代すれば5%』。これ以上のパワーワードがありますか」と述べ、歩み寄りを訴えた。

山本氏は9月以降、党勢拡大の一環で全国を回り、街頭演説などの「ツアー」を行ってきた。今年回りきれなかった地域は、来年訪れる。