自民党の吉川貴盛元農相(70)は2日、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表による自らへの現金提供疑惑が報じられたことを受けて、コメントを発表した。

2年前に心筋梗塞を起こし、定期的な通院治療を続けていたとした上で、「先週不整脈となり急遽その病院に入院した」という。そのため「(報道陣への取材要請に)対応することができませんでした」と、釈明した。

現状の病状について「しばらく検査の上、治療に専念しなければならない状況となっております」という。

その上で「国会審議と党務の運営にご迷惑をおかけしたくない」として、2日になって、二階俊博幹事長に党選対委員長代行などすべての党役職を辞任すると伝えたと明かした。党側に診断書も提出したという。

捜査当局から説明を求められれば「入院治療中ではありますが誠実に対応させていただく」と、している。