退任する米国のトランプ大統領(74)は20日午前8時すぎ(日本時間同日午後10時すぎ)、首都ワシントンのホワイトハウスを離れ、移動先のアンドリュース空軍基地で、自ら勝手に設定した「退任セレモニー」に臨み、大統領として最後の演説を行った。

米CNNによると、トランプ氏は約200人の支持者の前で「私は今度も皆さんにために戦う」と、ほえた。その上で「何らかの形で、また私たちは戻ってくる。近いうちにまた会いましょう」とも語り、次の大統領選再出馬への意欲とみられる言葉も語った。

赤いネクタイ姿のトランプ氏は、メラニア夫人を伴い演説。世界中に混乱をもたらした4年間を振り返り「信じられないような大きなことをいくつも成し遂げた」と述べ、最後まで自画自賛の持論を展開した。

トランプ氏は演説を終えると、家族らとともに大領専用機エアフォースワンに「大統領」として乗り込み、退任後の住居となるフロリダ州パームビーチの別荘マール・ア・ラーゴに向かった。