麻生太郎財務相は19日午前の衆院決算行政監視委員会で、まん延防止等重点措置が適用される中、都内で開催した麻生派の政治資金パーティー(13日)について「専門家の監修を受け、参加の収容人員は50%以下で感染症対策も万全を期していた」などと強調した。立憲民主党の中谷一馬氏から「密ではない、という認識ですか」と問われ、「国会の本会議は大臣席から見たら、密集以外の何ものでもないように見えますけど、密集じゃないという」と国会での例を挙げ、自身の政治資金パーティーは「密ではない」と主張した。

中谷氏から「まん延防止等重点措置の対象地域で行われた大規模な政治資金パーティーは不要不急の外出移動自粛と相反する」と追及された麻生氏は「先ほども、ご答弁させていただきました通りです」とした。

さらに「国民にどういったメッセージを与えているか」と問われ、「どういう定義で国民と言っておられるか分かりませんから、お答えのしようがありませんけど、人様によって取り方はいろいろあろうと思っているが、規則に則ってきちんとやらせていただいた」と、最後も麻生節で締めくくった。