1日に89歳で亡くなった元東京都知事で作家の石原慎太郎さんの通夜・密葬が4日、東京都大田区の自宅で、近親者のみで静かに執り行われた。
この日、元衆議院議員の長男伸晃氏は自身のYouTubeチャンネルの動画で「2月1日の午前に父石原慎太郎が亡くなりました。89歳。大往生であったと思います」と報告した。伸晃氏は「3年前に、膵臓(すいぞう)がんを患い、昨年10月に腹膜にがんが転移し、闘病生活を送って参りました」と説明。葬儀について「毎日コロナの患者さんが、10万人近く出る現状をみますと、葬儀は家族だけで執り行わせて頂きたい」と述べた。
その上で伸晃氏は「父・石原慎太郎にご縁のあった方々、作家としてファンであった皆さんと最後のお別れの会を開催できればいいなと考えております」と話した。動画の最後には「長年にわたりまして、父・石原慎太郎に賜りましたご厚情に、厚く厚く感謝申し上げます」と、感謝の言葉で締めくくった。
2日に石原邸を訪れた小池百合子都知事は4日の定例会見で、弔問時の様子について「安らかにお眠りになっているお顔を拝見しながら、とてもおしゃれに、ご子息が皆さんでお見送りをするいでたちを考えられたんだろうと思う。ふと『ああ石原さんってヨットマンだったんだ』というの、改めて感じた」と語った。
小池氏は、石原さんの「都民葬」を執り行うかについて「ご遺族の意向を最大限尊重しながら、都としてできる限りのことをやっていきたい」とし、都の意向は「伸晃さんや宏高さん(三男・衆議院議員)にも伝えています」と語った。
石原さんの事務所関係者によると、告別式を5日に家族のみで執り行うという。【沢田直人】

