サッカーW杯カタール大会が20日に開幕する。日本と中東を行き来して働くサラリーマンで、王族とも親交がある「中東で一番有名な大分県民」こと鷹鳥屋明さん(37)に話を聞いた。第2回は、中東地域でも人気だという日本のアニメや漫画についてのエピソードを紹介する。

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★ドーハの喜劇!? 王族とアニメを巡ってけんかした!?

カタールテレビの放送局に行ったときに、突然知らない番号から電話がかかってきたことがありました。テレビ局の関係者からで「うちのトップが会いたがっている」と。このテレビ局のトップが王族の方でした。ドーハのマリオットホテルで食事をすることになったのですが、2時間くらい待ちましたね。その後、ご家族とボディーガードと一緒に来て、ステーキを食べながらアニメのオタク話を3時間くらいしました。

「スレイヤーズ」(90年代アニメ)の話になって、2期の「NEXT」が好きな私と3期の「TRY」が好きな王族ともめました。「お前は分かっていない」って互いにつかみ合いになりましたね。横にいたボディーガードと弟さんが「なんでこの人たちけんかしてるの」っていう目でぼけっとみてました(笑い)。

★サウジで水木一郎が熱唱!

中東で私は、日本のアニメや漫画のイベントなどをサポートする仕事をしたりしています。「進撃の巨人」などのアニメは大人気ですね。19年にサウジアラビア(カタールの隣国)で開かれた「SAUDI ANIME EXPO(サウジアニメエキスポ)」というイベントでは、水木一郎さんがライブで歌ったりしました。昔は宗教的にアウトだったのですがサウジでは、コスプレ大会も開かれました。数年前に比べていろんな部分が大きく変化する中東諸国と言えます。【沢田直人】

◆鷹鳥屋明(たかとりや・あきら)1985年(昭60)3月、大分市生まれ。筑波大卒業後、日立製作所に就職。いくつかの会社を経て、ゲームやコミック事業を手掛けるエンターテインメント企業「アカツキ」に勤める。13年に日本の外務省とサウジアラビア政府が主催する「日本・サウジアラビア青年交流団」に参加。湾岸諸国の民族衣装のコレクションは約70着以上で、日本でも着用している。