共産党の小池晃書記局長は10日、会見で自民党の麻生太郎副総裁が9日の講演で政府の防衛力強化を巡る増税を「もっと反対との反応が出てくる可能性を覚悟して臨んだが、多くの国民の理解を得て」などと発言したことについて「麻生さん、どこ見てんのかなという話」と批判した。

さらに「国民は増税含めて評価している? 国民というは国民民主党のことですかね?」と、与党との距離を縮める国民民主党の名を挙げて皮肉った。「圧倒的多数の国民は増税は反対だと言っている。こういう発言は許されない。あまりにも国民の世論を軽んじている発言」など非難した。