立憲民主党の泉健太代表は17日、定例会見で日本維新の会の馬場伸幸代表に対し、「(水を多く含んで走りにくい)重馬場であってほしい」と競馬用語を用いて注文をつけたことに馬場氏や維新幹部から反発を受けていることで説明や謝罪などの対応について「全然、説明も謝罪もないですよ」と即答した。そして「単純に悪口だと思われているんですか、もしかして。だとしたら全然、違いますよ」と反論した。

維新の遠藤敬国対委員長から「人の名前をいじってはいけない。最低限のルールだ」と批判された泉氏だったが「競馬の重馬場は悪口ではなくて、与党に対して、どう向き合うか、馬場の状態で説明した。例えてみた。与党が走りにくい監視役になるというのは大事なことだ」とした。

発端は8日の衆院憲法審査会で、立民は議事運営を事前協議する幹事懇談会を欠席し、協議がストップした。馬場氏は党の役員会で「サボり癖だ。党是の一つの改憲ができないと、(両党の)協調関係に暗雲がたれこめて来る」などと批判した。今国会は立民と維新が政策共闘を結んでいるが以前から憲法改正に前向きな維新と、慎重姿勢を崩さない立民との溝は埋まらず、共闘路線をも危うくする火種となっている。

泉氏が「重馬場」発言について維新側に説明も撤回もしないと明言したことで維新の反発が収まらない可能性もある。国会共闘の在り方を巡って不協和音が広がりとなりかねず、馬場状態にかかわらず、両党の調教や、手綱さばきが注目される。