コカインの原料になるコカの葉を海外から持ち帰り、授業で児童に見せたとして、愛知県教育委員会は8日、豊橋市立幸(みゆき)小学校の女性教諭(54)を懲戒免職処分にした。

県教委によると、教諭は18年1月、旅行先のコロンビアで購入したコカの葉1袋50グラムを持ち帰り、自宅で所持していた。今年2月、授業の教材として、担任する学級の児童に民族衣装などとともに見せ、お茶にして飲んだり、高山病をやわらげる薬として使われたりしているなどと説明する中で、麻薬の原料にもなると話していた。児童から聞いた保護者が学校に相談。学校が豊橋署に葉を提出したところ、コカインの成分が検出された。名古屋地検豊橋支部は6月に、麻薬取締法違反容疑について起訴猶予処分としている。

教諭は「外国の文化や風習を紹介する授業の一貫でみせた。違法との認識はなかった」「国際理解を深めるために紹介したが、反省している」などと話しているという。県教委は「懲戒処分の基準」の中で「麻薬、大麻、あへん、覚醒剤、危険ドラッグ等の所持、使用、譲渡等をした教職員は、免職とする」と規定している。