立憲民主党の小沢一郎衆院議員は4日、自身のX(旧ツイッター)を更新し、フィリピンを訪問した岸田文雄首相が、フィリピン軍に国産の沿岸監視レーダーを無償供与することでマルコス大統領と合意したとの報道を引用し「安易なばら撒きは税金の無駄遣い」と、厳しく批判した。

「ばら撒き、しかも武器。日本では必ず外交はばら撒きになる。財源は総理のお金ではない。国民の尊い血税である。知恵が無いからこそ金を使う。安易なばら撒きは税金の無駄遣い」と投稿した。

今回の沿岸監視レーダーの供与額は、約6億円。日本政府が今年4月に創設した同志国の軍を支援する枠組み「政府安全保障能力強化支援(OSA)」が、初めて適用された。岸田首相は会談後のマルコス大統領との共同記者発表で、東・南シナ海の状況への深刻な懸念を共有したと説明している。