弁護士の八代英輝氏が16日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)に出演。ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳水原一平容疑者が銀行詐欺容疑で訴追されたことについて言及した。

連邦検察によると、水原容疑者は21年11月~24年1月にかけて大谷の口座に不正アクセスし、約24億5000万円を賭博の胴元に送金した疑いがある。番組では国際弁護士の清原博氏が量刑は15年程度とみられるが司法取引で7年程度に減刑の可能性もあると指摘したことを紹介した。

八代氏は「通常はそのくらいの減刑になるのかもしれないません。有罪の答弁をした場合。ただ今回有罪答弁だけでなく、司法取引をしていますので、その中にもしかしたらマフィアであったり黒幕であったり、ブックメーカーの人物たちを同じような銀行詐欺罪の共犯で、立件できるような状況を水原容疑者が持っているかもしれない。そうだとしたら非常に情報の価値は高いことになるので、もしかしたら免責に近いところまで、行く可能性は十分にあり得る」と述べた。

MCの恵俊彰が「要するに今回FBIであったりとか、日本における国税庁とかが調べているのは大谷選手を捕まえたかったわけではなく、水原選手を捕まえたかったわけでもなく、違法賭博をやっている人物、胴元である。もっと言えばその背後のマフィア。そこら辺を捕まえたいからその人たちに関する、捕まえやすい情報を、もし水原氏が提供したらより罪がかるくなる?」と口にすると、八代氏は「そうです。ですから、水原容疑者が自分で払えないというような状況になった時に『君には大きなサポーターがいるじゃないか』のような形で大谷からの不正送金を示唆するような共犯関係が立つようなことが情報提供としてなされたとしたら、それは非常にソースとしては大きいことになるんだろうなと思います」と話した。