東京ディズニーリゾート(TDR)の東京ディズニーシー(TDS、千葉・浦安市)8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」(FS)が6月6日に開業する。オープンまで残り45日となった23日、FSに隣接するTDRの6番目の公式ホテル「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングスホテル」が報道陣に初公開された。

建物内部の客室やレストランなどの初披露会となった。地上9階で客室は475室駐車場には400台が収容できる、TDS公式ホテルでは最大の敷地面積となる延べ床面積6万4000平方メートルを誇る。

全体的に淡い緑の若草色で統一していて、隣接するTDS敷地内には流水タイプの池が配置され、ミッキーマウスやリトルマーメイド、美女と野獣などの石像がちりばめられている。各所に開いた花ではなくつぼみのオブジェがあるのも特徴的だ。

桑名弘二総支配人(60)は「新しいホテルなので、完全に開く前のつぼみをモチーフに将来に希望の持てるデザインにした。トンボやチョウが多く描かれているのも自由に飛び立てる象徴として採用しました」と語った。

客室は「すべてがスイート」(桑名総支配人)というグランドシャトーが56室、レギュラータイプのファンタジーシャトーが419室。客室内にはどこかにディズニーキャラクーがさりげなく隠れているので、発見する楽しみもありそう。部屋着もグランドにはトンボ、ファンタジーにはチョウのワンポイントがあり、宿泊しながら大空を飛び立てるワクワク感も持てそう。

FSは、19年5月の工事着手から約5年で総投資額は約3200億円。東京ディズニーシー8番目のテーマポートで、長編アニメ映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーターパン」の世界を再現している。ホテル廊下には絵画の展示もされていて、この3作品をイメージした作品も多く展示されている。

また、ホテル内にはさりげなく隠れミッキーもいるので、雲の絵や木の幹などを探してみよう。