BS-TBS「報道1930」(月~金曜午後7時半)のキャスターを務める松原耕二氏は8日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演し、まもなく告示を迎える自民党総裁選(12日告示、27日投開票)についてコメントした。

番組では、総裁選の候補者の出馬表明が相次いだ先週の動きを振り返りながら、野党が求めていた政策活動費の廃止や選択的夫婦別姓導入に触れる発言が出るなど、今後、議論を呼ぶ政策があったことなどを詳報した。松原氏は、派閥裏金事件を受けて「党の顔」を変えることで、次期衆院選を乗り切ろうとしている自民党の動きを念頭に「自民党は金権批判があった田中角栄さんから、クリーンな三木武夫さんに(総裁を)替えたり、あるいは森(喜朗)総理が人気がないと、小泉純一郎さんに替えたりと、党内で『疑似政権交代』といわれるものを繰り返してきた。ひとことでいうと、政権を維持するためなんですが、今回もそれを再現しようとしているように見える」と解説した。

「候補者たちは、言葉では新しい政治を、と言ったり、政治とカネ問題でも政策を打ち出しているが、それは(刷新ではなく)『刷新感』と言ってもいい。では本当にできるのか、なぜ今までやらなかったのか」と疑問を示した。

小泉進次郎元環境相(43)が意欲を示した選択的夫婦別姓導入についても「これまでやるべきであった政策を、今、言葉で、やるといって信を問うということではなく、やってから信を問うべきだと思います」と指摘。進次郎氏が、自身が総理総裁になればできるだけ早期に衆院解散に踏み切るとの認識を示したことを念頭に「政権が好きな時に、総理が解散をできるというのは、憲法解釈上、私がおかしいと今でも思っている。いずれにしても、政権維持のためのあらゆる装置を駆使しようとしている」とも訴えた。