藤井聡太王位(竜王・名人・王座・棋聖・棋王・王将=23)が永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける将棋の伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦7番勝負第3局が29、30の両日、北海道千歳市「ポルトムインターナショナル北海道」で行われ、後手の藤井が永瀬を下し、開幕3連勝で6連覇へあと1勝とした。初の王位獲得を目指す永瀬は後がなくなった。第4局は8月19、20日に福岡県宗像市「宗像ユリックス」で行われる。

永瀬は藤井の雁木(がんぎ)に対し、矢倉に構えた。5筋~7筋の攻め合いでじりじりとリードを奪われた永瀬は、最後は粘りを見せたが、届かなかった。

終局後、永瀬は「読みの展望がなく、形勢が難しかった」と振り返り、終盤戦について「ぜんぜんダメだった。楽しみがない展開になってしまった」と完敗を認めた。

開幕3連敗となり、後がなくなった。「矢倉対雁木で先手の主張が難しいかなと思っていたが、中盤の組み立てがよくなかった気がするので、改善点が多いかなと思う」と反省し、第4局に向け「しっかり準備したい」と巻き返しを誓った。