テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜午後9時54分)の大越健介キャスターは26日夜の放送で、自民党総裁選(10月4日投開票)に出馬している小泉進次郎農相(44)の陣営が、進次郎氏を称賛するコメントの参考文例を示して「ニコニコ動画」への投稿をするよう「やらせコメント」を要請していた問題について「政治家がネット上で印象操作を試みることは、厳に慎み、戒めて欲しい」とクギを刺した。

一連のコメント要請は、進次郎氏の陣営で広報班班長を務めていた元デジタル相の牧島かれん衆院議員(26日に班長辞任)の事務所側が行っていたもので、「週刊文春」の報道で表面化。コメントの中には「総裁まちがいなし」「泥臭い仕事もこなして一皮むけたのね」のほか、「ビジネスエセ保守に負けるな」と、保守色の強い高市早苗・前経済安保担当相(64)を念頭に置いたような内容も含まれていた。進次郎氏は26日の閣議後会見で事実関係を認め謝罪。自身の関与を否定した上で、「再発防止を徹底し、引き続き緊張感をもって総裁選に臨んでいく」と述べた。

番組ではコメント要請問題を詳報。26日夜に名古屋市で行われた党主催の候補者演説会で、今回の問題には触れず「心をひとつに」という言葉の重要性を説く進次郎氏の様子を伝えた。また参加者からの賛否や、他陣営の議員の「誤解を招くような発言行動は慎むべきだと思います」というコメントも報じた。

大越氏は、牧島氏が陣営の広報班長を辞任したことに触れた上で「今回は明らかに勇み足だったということになります。政治家がネット上で印象操作を試みることは、厳に慎み、戒めてほしい」と、指摘した。

その上で「ただ、今回、発見があったとすれば、応援を要請するコメントの1つ1つが、陣営が人々に抱いて欲しいと願う『小泉進次郎像』というのが、ほぼ凝縮されていたとも思う」と述べ「つまり、小泉陣営ははからずも、手の内をさらけ出してしまったことになります」とも口にした。