静岡県伊東市の田久保真紀前市長(55)は31日、自身に対する2度目の不信任決議案の審議が市議会で行われるのを前に自身のX(旧ツイッター)を更新。自身に関するさまざまな報道内容をめぐり、「今後は根拠の無い誤報や、安易な中傷に対しては抗議と訂正を求めていきます」と、けん制するように記した。

同市の市議会は31日、今年6月以降、学歴詐称問題を指摘され続けた田久保氏に対し、9月1日に続き不信任決議案の審議を行い、賛成多数で可決。田久保氏は市長を児童失職した。

Xへの投稿は、午前10時の市議会開会前の、この日午前4時48分のもの。

「本日の臨時会は、先の台風被害を受けた市民の方々やインフラ復旧の為に使う予算を出来るだけ早く執行したい為、早々に決定して準備を進めて参りました。又、その説明についても、何度も報道を通じてお話ししてきました」とした上で、「ですがウェブ版のニュースなどで、確認の取材を取らない誤報や推測記事が相変わらず多く、改善の兆しが見えない為、今までは黙認してきましたが、今後は根拠の無い誤報や、安易な中傷に対しては抗議と訂正を求めていきます」と言及。今後の報道内容に対する自身の対応について記した。

田久保氏が議会を解散したことに伴う10月19日投開票の市議選では、9月の不信任決議に賛成した前市議18人が再選されており、この日の不信任決議案可決は不可避だった。田久保氏は、自身の立場が変わることを念頭に置いてか「明日以降はいち市民としての立ち位置でみなさんに直接、鋭意情報発信をしていきますので引き続きみなさま、どうぞよろしくお願いいたします!」ともつづった。

田久保氏の投稿から約7時間後に経過した後に行われた不信任決議案の採決では、賛成の立場の市議が「職にとどまり続ける態度は、自身の置かれた立場を全く客観視できていない。伊東市民を侮辱するものにほかならない」などと指摘。これに対し、市議選で田久保市長の支援を受け当選した元航空自衛官の片桐基至氏が「たとえ不信任決議に反対するのが私だけでも、市民の声を拾い上げるのが責務だ。市長の資質批判に終始する議会側の姿勢は、権限の乱用でしかない」などと反対討論で訴えたが、採決は20人の市議のうち19人が賛成し、失職が決まった。

田久保氏の後任を選ぶ市長選は今年12月に行われる見通し。田久保氏が再出馬するかどうかが、今後の焦点だ。