長岡技術科学大学の山本麻希准教授が5日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)にリモートで生出演。4日、東京・江戸川区西葛西の市街地で野生と思われる成獣のイノシシが出没し目撃情報が多数出たことついてコメントした。
4日早朝から江戸川区の西葛西周辺で多数の目撃情報が110番通報された。番組では読者提供による動画情報を元にイノシシが出没した現場に生映像を流した。現場を流れる江戸川を上流にのぼると茨城、栃木、群馬、埼玉の4県にまたがる約3300ヘクタールの日本最大級の遊水池である渡良瀬遊水地につながる。イノシシの生息数が近年拡大傾向にあり2022年度には488頭、23年度は834頭、昨年度には1044頭と個体数を確実に増やしてきているという。
番組では、この渡良瀬遊水地と江戸川区を結ぶ江戸川区流域で、西葛西から上流の千葉・松戸市では3日にイノシシの目撃が6件通報されていたと伝えた。MC恵俊彰が「渡良瀬遊水地から下ってきたというのが有力なんですか」と質問して、山本氏は「私は分からないんですが、ただ松戸から上流にかけてもしかしたらその辺にいたら、そこから川に入った可能性がある」と川を流れて江戸川区の市街地にたどりついたであろうと推測した。
恵から「松戸での個体と同じと思われるんですが、こんなに長い間移動できるもんなんですか、イノシシって」と問われて「イノシシ、って本来、行動圏広くなくて割りと定住性の強い小さい場所で生きている動物なんです。川って1回入ると(川沿いに)降りるか(岸を)登るしかないんですよね。降りるとどんどん都会に出てきてしまう。そうやって降りてきちゃったのかなと思う」と上流から降りてきた個体と推測した。
恵が「1頭で移動するものなんですか」と質問したので「成獣は個体で行動してますけれども、子どもは家族の群れでいますので、もしかしたらオスの成獣、メスがたまたま1頭なのか…オスの可能性は高いですね」と話した。
スタジオではイノシシ成獣の特徴として、全長1メートル超で、体重は70キロぐらい、走ると時速40キロで走るので、百メートルを約9秒で走ると紹介した。さらに川だけではなく海でも泳げると伝えた。街中で出会ってしまったら、1メートル以上高いところに登るか、物陰に隠れる。音を出して行動するとイノシシが嫌がると習性についても紹介。
山本氏は「音を出せばというのはいなかのケースで、都会に出てきちゃっているので、パニックになっている。いきなりバーン、ってぶつかってくることもある。イノシシは前に見えないものにはつっこまないので物陰に隠れたり、1メートル以上高いところにのぼっていただく。けっこうかんでくるので、手でばんばんはたくと指を食いちぎられたりするので、丸くなって突起物を出さずにいるのが襲われたときはいいと思います。走って逃げると動物は追いかけるので、しかもイノシシの方が速くて追いつかれちゃうので、高いところにのぼる方が」と対処法も述べた。

