元フジテレビアナウンサーで弁護士の菊間千乃氏は11日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演、高市早苗首相の午前3時出勤でクローズアップされた、国会質問の事前通告をめぐり、自民自答しながら提言した。
高市首相は7日の衆院予算委員会当日に午前3時過ぎから、答弁内容をめぐり秘書官らとの打ち合わせを3時間あまり行った。前日の公務終了時に、答弁書が完成していなかったことを理由の1つに挙げた。これに関連し、国光文乃外務副大臣が、野党の質問通告の遅れが一因のような投稿をX(旧ツイッター)に投稿し、これに立憲民主党の今井雅人衆院議員が10日の予算委員会で事実誤認だと指摘。国光氏が事実誤認を認めて投稿を削除するなど、問題が拡大している。
番組では、かつて委員会開催日の2日前までの通告という申し合わせがあったものの、現在は「できるだけ速やかに」に変更されていることを紹介。一方で、事務方が質問通告を受けて答弁書作成に着手できる平均時刻は、委員会前日の午後6時32分で、完了は開催当日の午前1時48分と、答弁書を作成する官僚側の負担は変わっていないことにも言及。MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は「官僚の作業が大変になっているのは事実」と伝えた。
見解を求められた菊間氏は「(委員会開催の)前々日の正午までというルールが、速やかに(に変わった)、というのは、より、直前に質問を出してもいい方向に変わってきているということ。(背景には)事前通告する側の時間がないのもあるらしく、審議日程や委員会の日程が決まるのが直前で、そこから事前通告をしてと、それで、全部がうしろ倒しになっていくので、今回の高市総理のような話になってくる」と、質問の事前通告をめぐる実態を指摘した。
その上で「じゃあどうしたらいいのかと」と述べ「全部を前倒しにするということで言うと、国会日程をしっかり決めることと、しっかり質問をするということと、議論をするところで細かいところの揚げ足取りをするようなことではなく、その中で有益な話ができるような風になればいいと思う」と提案。「大臣側も、回答案をもらったからといって、ただ読むわけではなくて、自分の知識と、用意してきたものと自分の主張が違えば、すり合わせの準備時間がかかるのも、また確かだと思う」とした上で「なかなか、ここをこうすれば、という話ではないなと思う」と、改善には課題がある問題であるとも口にした。
これに、羽鳥は「充実した質疑や、本音を引き出すためには、ある程度、ギリギリ(の通告)というのも必要になってくるのかなと思う」と応じた。

