26日に行われた参院内閣委員会で質問に立った共産党の大門実紀史議員が、高市早苗首相と同じ大学の出身であることを伝え、これまでの歩みが対照的となったことを「感慨深い」と振り返るひと幕があった。
高市首相は神戸大を卒業。大門氏の公式サイトによると、大門氏は神戸大を中退している。
この日は、高市首相肝いりで、インテリジェンスに関する司令塔機能強化を目指すための「国家情報会議」設置法案に関する首相と各会派による質疑が、約1時間行われた。大門氏は質問の冒頭、「高市総理とは大学がいっしょということで、よろしくお願い致します」とあいさつ。「同じ六甲山のふもと(の大学)に通いながら、その後は正反対の道をたどったんではないかというふうに思います。感慨深いものがございます」と述べると、ほかの委員から笑いも漏れた。
大門氏は、国家情報会議設置法案に関して「必要以上の国民監視が広がるのではないかと、日々懸念が広がっているのではないか。今回の法案を提案される時に、そんなことはありませんと、ちゃんとチェックもしていただきますと、第三者機関か国会の監督システムを提案されるべきではないか」と指摘したが、高市首相は「この法律案をお認め頂いて、ちゃんと国家情報会議ができてからですが、その方針については国会にお示しさせていただきます」と述べるにとどめた。
大門氏は「私はこの段階で審議を終局として採決するのは、到底早いと思う。いったん廃案にして、よくよく考えるべきだというふうな、大変危険な法案だ」と懸念を示した。
委員会ではこの日午後、採決を行い、与党と一部野党の賛成多数で法案を可決した。法案は27日の参院本会議で採決される見通しで、与野党の賛成多数で可決、成立する見通しだ。

