5日に行われた参院予算委員会で質問に立ったれいわ新選組の奥田芙美代参院議員が、殺傷能力のある武器輸出を可能とした防衛装備移転三原則の改定に踏み切った政府判断について「武器というのは人殺しの機械だ」と主張を繰り返した。

質問後、藤川政人委員長から「発言に不適切な言辞があったように指摘があった」と告げられると、「それは何の言辞ですか?」などと委員長に直接問いかけ、納得できないような表情をみせた。

奥田氏は質問で、防衛装備三原則の改定に触れ「高市政権は国民の不安を無視して、防衛装備移転という名の武器輸出を許しましたよね」と述べ、「武器って何ですか? 小学生でも分かるように分かりやすく説明してください」と、高市早苗首相に問いかけた。

これに藤川委員長は「武器の説明でよろしいですか?」と確認したが、高市首相は「小学生にも分かりやすく申し上げれば」と切り出し、「紛争の発生を未然に防ぐため、ひいては人の命を守るためのものでございます」と淡々とした様子で答えた。

この答弁に、奥田氏は「分かりやすく言いますね。日本で武器というのは、人殺しです。人殺しの機械です」と主張し、「人殺しの武器をつくって海外に売り飛ばし、金もうけをする。その武器は他国の人間や子どもを殺す。他国の子どもたちが殺されたらその国の政府は、必ず日本にやり返す」「そんな地獄の道に国民を引っ張らないでください。主権者のみなさん、見極めてください」とまくしたてた。

奥田氏が質問を終えると、自民党の理事が野党の理事を呼んで委員長席に向かい、事務方もまじえて協議。藤川氏は「ただいま奥田君の発言中に不適切な言辞があったように…指摘がございましたので、後刻、理事会にて協議いたします」と通告。奥田氏は質問者席から、藤川氏の説明にかぶせるように「それは何の言辞ですか?」「それは何の、どの言葉ですか?」と畳みかけるように発言。野党理事に発言をやめるよう制止されると、「どの言葉か分からないです」と口にして席を離れた。