箱根路の梅雨時の風物詩、箱根登山鉄道の座席指定特別列車「夜のあじさい号」(座席料金は大人500円、子ども250円、別途乗車券が必要)が13日、今季の運行を開始した。これに合わせて、12日からは沿線のあじさいライトアップも始まった。この電車は30日まで上限各1本運行。車窓からあじさいを観賞するだけではなく、宮の下駅または塔ノ沢駅での停車時間で電車を降り、あじさいと電車を背景に写真撮影できる環境も用意している。

もともと1973年(昭48)ごろに職員が自発的にあじさいを植えたのが始まり。85年ごろに「あじさい電車」という呼称が定着し、94年にライトアップと「夜のあじさい号」の運転が始まった。近年、鹿の食害や気候の変化などから景観を守るための対応にも迫られている。

箱根登山電車は、箱根湯本駅から強羅駅までの標高差が400メートル以上。見ごろも下界の箱根湯本駅(標高96メートル)から強羅駅(同541メートル)まで、少しずつ移動していく。現在は、箱根湯本駅から大平台駅にかけてが見ごろとなっている。

「夜のあじさい号」の運行とライトアップは、6月30日まで。