立憲民主党の蓮舫参院議員は17日の参院予算委員会で、高市早苗首相の国会への出席が最近の歴代総理と比べて極端に少ないことに関して指摘した際の首相答弁を受け、「参議院自民党にも失礼だと思いますよ」と、党派を超えて反論する場面があった。
蓮舫氏は冒頭、「国会への出席はお嫌ですか」と直球質問。高市首相は「いやではございません」と、笑顔で答えたが、蓮舫氏は硬い表情のまま、高市首相の予算委員会集中審議への出席率が、前任の石破茂前首相の3分の1だと指摘。高市首相は「国会の運営は国会でお決めいただくこと」とし、「国会の審議の重要性は十分に分かっており、その上で、国会からお呼びいただいたらこうして来て、答弁書にもしっかりペンを入れながらしっかり答弁させていただいている」としながら、「出席の回数に関して、私から述べることはございません」と述べた。
蓮舫氏は「毎回、こういう質問には『呼ばれたら行きます』と言っているが、実際には、野党は自民党に相当強く、自民党も官邸に出席要請を繰り返してきている」と指摘。「でもまったく実現せず、党首討論はようやく昨日行われ、参院予算委員会は今日まで遅れ、衆院予算委員会の日程は決まってもいない」と、高市首相の主張とは異なる「事実関係」を指摘した。
さらに、本来の会期末のこの日になっても、政府提出の法案すらも一部がまだ審議未了となっていることに触れ「ここまで審議が遅れ国会が混乱した要因は、総理にもあるというご認識はありますか」と、ただした。
高市首相は「審議が遅れているというのも国会の運営にかかわること」と、まるで与野党の責任だと言わんばかりの答弁を口にしながら「私自身は呼ばれたら国会に来て、誠実に答弁する。これに尽きます」と、持論を曲げなかった。
この高市首相の答弁に、蓮舫氏は「審議の遅れは国会の運営(が要因)。それは、参議院自民党にも失礼だと思いますよ」と言及。これには、大きな声で「そうだ!」の声が上がった。参院自民党の幹部は、国会運営などをめぐり高市首相との深い溝が指摘されている。
蓮舫氏は「相当、私たちは丁寧な議論をして総理にお越しいただきたい、法案を審議しましょうと言っている。ここまで遅れたのは、総理があまり来られたくないことが、起因していると思っている」と述べた。ここでも再び、「そうだ!」の声が上がった。

