テレビ東京の元官邸キャップの名物記者、篠原裕明氏が25日までに自身のXを更新。参院で成立した日本維新の会肝いりの副首都法をめぐり、代表の吉村洋文・大阪府知事が来春の大阪府知事選と「大阪都構想」の住民投票の同日実施を目指す考えを述べたことに、疑問を示した。
篠原氏は、吉村氏が副首都法の成立後、記者団に対して知事選と都構想の住民投票の「同日実施を目指す」と発言したことを伝える記事を引用。「成立した直後にこの発言で大丈夫か?」と一文で疑問を示した。続く投稿で「法理論的にというより、政治的に」と補足した。
篠原氏の懸念は現実となるかのように、国民民主党の玉木雄一郎代表は24日深夜、報道陣の取材に対し、吉村氏の発言を「国会答弁を根底から覆す発言。国会軽視もはなはだしい」と強い調子で批判。「よほど、同日選挙にして選挙を有利に進めたいとしか思えないんですよね。あれだけ、維新のための法案ではないのか、ということも指摘をされて、そうではないと維新のみなさんも答弁されていたが、それを根底から覆すような発言が、国会を通った後に行われるのは極めて遺憾。重大な国会軽視といわざるを得ない」と、維新側の思惑に疑念を向けた。
篠原氏は小学生のころに「天才・たけしの元気が出るテレビ」に出演し、「ちびっこ篠原くん」として人気を集めた異色の経歴の持ち主。04年にテレ東に入社し、制作局でバラエティー番組制作に携わった後、報道局に異動。18年に官邸キャップとなり、分かりやすい政治解説で人気者となった。同局系夜の看板の経済報道番組「WBS(ワールドビジネスサテライト)」のデスクなども務め、昨年12月からは朝のマーケット報道番組「Newsモーニングサテライト」(モーサテ、月~金曜午前5時45分)のデスクに異動したことを明かしている。Xでは政治や時事問題の解説の他、落語や音楽など趣味の分野も投稿し、4万9000人を超えるフォロワーがいる。

