簗和生農相は14日の衆院予算委員会で、今月3日に大規模な地震に見舞われた熊本を視察した際に「クソみたいな質問をしてくる記者を連れてきちゃいましてすみませんね」と発言したと一部で報じられた問題の事実関係を問われ、「その場で、私がどのような発言を使ったかというところは、記憶にございません」と応じ、詳細な内容についての言及を避けた。
その上で、「視察の後の会見の場で、私個人の今回の件に伴うご質問を記者の方に多数いただいた状況があった。そのことについて、こういった形の会見になったことを申し訳ありませんと申し上げたという趣旨でございます」と説明した。
国民民主党の長友慎治議員への答弁。
選挙区(衆院宮崎2区)がある宮崎県とともに、熊本の党県連代表を務める長友氏は、「昨日今日と、簗大臣の答弁を聞かせていただいたが、シャトルバスの疑惑についても、秘書のせいにしているようにしか、私には聞こえませんでした」と指摘。「大臣でいらっしゃいますよね?あまりにも、大臣の発言としては軽すぎると思います」と述べ、「大臣の発言は、私たち国民にとって重いものと受け止めている。その中で簗大臣の視察先での記者への発言や、シャトルバスの問題に関しても、私は大臣の資質に欠けていると言わざるを得ません」と、バッサリと切り捨てた。
本来、農政に関するさまざまな政策の質問をしたいにもかかわらず、それができない状況にあるとして「大変迷惑をしています」とも指摘。「それができない環境をつくっていることに対して、もうそろそろご自身で進退を決めるべきかと考えます」として暗に辞任を促したが、簗氏は「ご指摘については真摯(しんし)に受け止めたい」とした上で、「総理から任命をいただいており、農林水産政策、食料安全保障の確保をしっかり進めていくことについて、全力で職責をまっとうしていきたい」と、この期に及んでも、職責をまっとうすることへの意欲を口にした。

