ベルグラシアス(牝3、市村)が東京プリンセス賞を快勝した直後のこと。市村師と目が合うと「通過点だと言いましたよね? あれ? 何? 信じなかったの?」。はい。桜花賞までの戦力ばかり重視して前走の圧勝を正当に評価できず印を回せなかった。2走前の準重賞も振り返れば中身の濃い2着だったが、圧勝したナイトオブファイアの印象があまりに強すぎた。
息の長い末脚を武器に早めに動いて直線で既成勢力を置き去りにした東京プリンセス賞。その内容は前が飛ばす展開が味方しただけではなさそうだ。この勢いで来週の関東オークス(Jpn2、2100メートル、18日=川崎)も制覇か。「どうなんでしょう。2000メートルでいけているので、2100メートルは大丈夫だと思うんだけど」と師。その裏付けに半兄たちの川崎2100メートルでの活躍を挙げた。戸塚記念3着のジャーニーマンはA1下特別で勝ち、フォルベルールはA2下準重賞を勝って報知オールスターC4着。なるほど。それでいて父のサンダースノーは産駒のテンカジョウが今年のエンプレス杯を制覇。先月の馬場見せでは初の川崎も気にしなかったという。今度は信じよう。【牛山基康】



