凱旋門賞馬トルカータータッソ(牡5、M・ヴァイス、父アドラーフルーク)がハンザ大賞連覇を果たし、復活ののろしを上げた。今季初戦だった5月末のバーデン経済大賞で勝ち馬から18馬身差の6着に敗れていたが、この日は直線で外ラチ沿いを快走し、2着に3馬身半差の楽勝だった。鞍上は主戦のピーヒュレク騎手で勝ちタイムは2分40秒43。

前走で急落していた評価も再上昇。今秋の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)へ向けたブックメーカーの単勝前売りオッズは「パディーパワー」社が34倍から21倍、「コーラル」社が34倍から26倍へ評価を上げている。

今後は英国のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1、芝2390メートル、7月23日=アスコット)へ参戦する可能性も出てきており、12年デインドリーム、13年ノヴェリストに続くドイツ調教馬のキングジョージ制覇なるかに注目が集まっている。