世代の壁を超えた。2番人気ノッキングポイント(牡3、木村)が4度目の挑戦で重賞初制覇を飾った。唯一の3歳馬。中団前めの位置を進み、ダービー5着馬が素質と実力を示した。勝ち時計は1分59秒0。
北村宏司騎手(43)は新潟2歳S(アスコリピチェーノ)に続く、2週連続重賞制覇。今週は新潟リーディングの木村厩舎の馬とタイトルを手にした。
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また、北村宏騎手だ。ノッキングポイントが内を抜けた。先週は同じ勝負服の新潟2歳S勝ち馬を大外から勝利に導いたが、この日は器用に内を立ち回る。残り300メートル。威勢良く先頭に立つと、鼓舞を続けた。北村宏騎手が「この馬のいいところは正直に、前向きに、いつも一生懸命自分の走りをしてくれるところ」と相棒の特徴を語る。余すことなく脚を絞り出し、唯一の3歳馬と先頭でゴールを駆け抜けた。
約9年ぶりの2週連続重賞制覇は縁深い血統で成し遂げた。鞍上は「ゲートの中で集中してくれて、この馬としてはすごくいいスタートが切れた。1歩1歩ですが、できることが増えた。すごくチャンスのある馬に続けて乗せてもらえて良かったです」と振り返る。祖母ハッピーパスの一族は母チェッキーノなど、同騎手の師匠でもある藤沢和元調教師が管理したゆかりの血統。その弟子である鞍上との勝利に木村師も感慨に浸る。「この血統で、北村騎手で勝てたのはうれしい」。同厩舎の新潟リーディング獲得に大きな花を添えた。
01年のコース改修後、18年ブラストワンピースに続く2頭目の3歳馬制覇。夏場を休養に充てるダービー上位勢でいち早く始動戦を迎え、古馬を打ち破った。木村師は「これくらいの距離で立ち回れたら」と、中距離路線での今後の活躍を見据える。世代間の壁を取っ払ったタイトル奪取。秋のローテの選択肢が増える会心の勝利だった。【松田直樹】
◆北村宏司騎手のJRA重賞勝利 新潟記念で通算36勝目。2週連続制覇は14年11月2日天皇賞・秋(スピルバーグ)→同9日アルゼンチン共和国杯(フェイムゲーム)以来。なおG1は3勝を挙げている。
◆ノッキングポイント ▽父 モーリス▽母 チェッキーノ(キングカメハメハ)▽牡3▽馬主 (有)サンデーレーシング▽調教師 木村哲也(美浦)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 7戦3勝▽総収得賞金 1億943万1000円▽馬名の由来 アーチェリーで矢を弦につがえる場所

