2番人気ドライスタウト(牡4、牧浦)が初コンビの横山武史騎手(24=鈴木伸)に導かれ、直線力強く抜け出して待望のJRA重賞初勝利を飾った。勝ち時計は1分35秒2。
鞍上は京王杯2歳Sのコラソンビートに続く2週連続の重賞勝ち。同馬はダートグレード(DG)競走を合わせ重賞3勝目。優先出走権を手にしたチャンピオンズC(G1、ダート1800メートル、12月3日=中京)を視野に入れる。
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強い強いと言われた実力を府中で見せつけた。5番手で迎えた直線残り400メートル。横山武騎手のムチが入ると、1頭違うエンジンを積んでいると思わせるほどの急加速。後続はもちろんついていけない。先行勢も一気に捉えた。全日本2歳優駿、テレ玉杯オーバルスプリントとDG競走はすでに手にしている。あと欲しかったのは中央でのタイトルだけだった。殊勲の鞍上は「抜け出すのは早くなったが、それだけ反応が良かった。最後は遊んでいた。余力があるということだと思います」と力を実感した。
待望の1勝に牧浦師は「中央で重賞を勝てなかったので」と明るい表情で語った。今年のフェブラリーSは4着。一線級の力があるのは分かっていた。今回は抜かりなく出走するため、横山武騎手を栗東の追い切りに呼んだ。「ジョッキーも乗りたいと言ってくれたので」と思惑が一致。万全の態勢で臨んだ一戦だった。これで見据える先は明るくなった。師は「馬の状態次第ですが、チャンピオンズCも視野に入れていきたい」。強い馬が砂の最高峰レースへの切符をつかんだ。【舟元祐二】
◆ドライスタウト ▽父 シニスターミニスター▽母 マストバイアイテム(アフリート)▽牡4▽馬主 (株)YGGホースクラブ▽調教師 牧浦充徳(栗東)▽生産者 下河辺牧場(北海道日高町)▽戦績 10戦6勝(うち地方4戦2勝)▽総収得賞金 1億9519万4000円(同8705万円)▽主な勝ち鞍 21年全日本2歳優駿(Jpn1)、23年テレ玉杯オーバルスプリント(Jpn3)▽馬名の由来 黒ビールの種類の名前。本馬の毛色より。

