1番人気サトノカルナバル(牡、堀)が初の1200メートルに対応し、無傷2連勝で重賞制覇を飾った。北海道デビュー組以外の優勝は56回目で初。3年目の佐々木大輔騎手(20=菊川)は重賞16度目の挑戦で初制覇となった。
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本州から北上してきたキタサンブラック産駒の黒船が、函館組をのみ込んだ。サトノカルナバルは初戦同様に好スタートを決め、快速ニシノラヴァンダの逃げを4番手の好位で追走。センスの良さを見せる。4角手前で佐々木騎手のゴーサインに反応して前3頭を射程に入れると、直線1完歩ごとに詰めて差し切った。1分9秒2はレースタイレコード。7馬身差の楽勝だった新馬戦とはさすがに違って、目いっぱいに追われての初タイトル。3年目で重賞初勝利をかなえた鞍上は「こんなチャンスはなかなかないので、しっかりものにしたいと思っていた。直線の手応えが違った。正直僕も前走見た感じだと距離を延ばしてもいいのかなという印象だったけれど、先生がここを使ってくれたことに感謝しています」と、見習い騎手時代から薫陶を受ける堀師の判断に脱帽した。
東京芝1400メートルから距離を詰めての転戦には、誰もが驚いた。距離適性を探る遺伝子検査で短距離型と判定され、加えて新馬戦で騎乗したレーン騎手がレース直後に「スプリンター」と評価したことが、異例のローテを生んだ。
22年ノーザンファームミックスセールで2番目の8400万円で落札。吉田勝己代表は「ミックスの第1号。(セールには)いい馬が出ていますしね。何よりです。並んだら絶対強い」と舌を巻く。果たして今後はどんな路線を歩むのか。現時点では想像がつかない。【岡山俊明】
◆サトノカルナバル▽父 キタサンブラック▽母 リアリサトリス(ニューメラス)▽牡2▽馬主 里見治▽調教師 堀宜行(美浦)▽生産者 ノーザンファーム(北海道安平町)▽戦績 2戦2勝▽総獲得賞金 3872万5000円▽馬名の由来 冠名+スペイン語で謝肉祭

