開幕週となった先週の中京競馬では評判馬が順当に勝ち上がった。今週も注目の新馬がデビューを迎える。18日(日)中京芝1600メートルを予定するセイキュート(牝、四位、父サトノダイヤモンド)は、22年セレクトセールにおいて1億円超で落札された高額馬。栗東の調教でも徐々にらしさを見せており、その走りが注目される。
◇ ◇ ◇
セイキュートは22年セレクトセール当歳部門において1億500万円(税抜き)で落札された。「セリで落としてからは定期的に見てきましたよ」と四位師。ここまで順調な成長曲線を描いてきた。ゲート試験は春先にパス。その後、馬体が減ったため、いったん放牧に出たが、師は「いい体になって帰ってきました」と成長を実感する。
今回の入厩後は問題なく調教を消化。「先週ぐらいからピリッとして、競走馬らしくなりました。上手にきていますよ。先週はジョッキー(坂井騎手)に乗ってもらって、ある程度のところまでやってもらいました。素直で操縦性がいいです」と、いよいよスイッチが入ってきた。担当の久野助手も「入ってきた時から雰囲気がありました。乗り味もいいですよ」と豊かな素質を感じている。
母スクールミストレスはアルゼンチンで芝とダートのG1を制覇した二刀流。最初にデビューした産駒の現4歳ヴァリージアは5戦目で勝ち上がり、3歳のステラスプレンダーは昨年7月の中京新馬戦(芝1400メートル)で2着を4馬身ちぎる衝撃のデビューを果たした。血統的にも大ブレークする下地がある。
初陣には、18日日曜の中京芝1600メートルが選択された。師は「父がサトノダイヤモンドでおっとりした性格。もうちょっと距離があった方がいいけど、マイルの新馬戦は(ペースが)速くならないからね。初戦としてはいいと思う」と説明する。今の気配なら、高額馬らしい品のある走りを見せてくれそうだ。【明神理浩】
◆セイキュート 22年1月20日生まれ。北海道安平町・ノーザンファーム生産。鹿毛。オーナーは藤田晋氏。馬名の意味は「かわいいと言って欲しい」。

