日曜中京メインの小倉2歳S(G3、芝1200メートル、9月1日)の最終追い切りが28日、東西トレセンで行われた。タワーオブロンドン産駒のレイピア(牡、中竹)は坂路で単走。パワフルな動きを披露した。前走の未勝利戦はスピードの違いでハナに立ち、2馬身半差の完勝。2歳芝短距離重賞で好成績を誇る中竹厩舎の期待馬が、2連勝での重賞初制覇を目指す。
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ウッドチップが豪快に舞い上がった。馬場が荒れきった午前5時39分、レイピアが力強く坂路を駆け上がった。体全体を大きく使い、4ハロン52秒5-12秒3の好時計。スピードとパワーを兼ね備えた理想的な走りで最終リハを終えた。柴田助手は「いつものこの馬という感じで、相変わらず動く。しっかりとやって予定通り」とうなずいた。
ポテンシャルも非凡だ。芝1400メートルの新馬戦こそ2着に敗れたが、1200メートルに距離を短縮した前走を2馬身半差で完勝。持ち前のスピードで、今回の出走馬で最速となる1分8秒2の好時計で勝利した。「古馬みたいなレースぶりだった。スタートが良く、スピードの違いでハナに立ち、しまいもきっちり伸びた。能力だけで勝ったレース」と同助手。重賞でも能力は十分に通用する。
2歳の短距離重賞といえば中竹厩舎。14年以降で函館2歳Sを3勝するなど、早い時期から高いレベルで結果を残している。レイピアも厩舎の先輩に続き、タイトル奪取へ。同助手は「まだ若い2歳だし、前走からの上積みはある。ここを目標にしてきたので楽しみ」と意気込んだ。【藤本真育】
◆中竹厩舎の2歳芝短距離重賞成績 14年以降の芝1200メートル、1400メートルの2歳重賞にのべ9頭を送り出して【3・1・1・4】。勝利数は矢作、梅田両厩舎と並んでトップだ。函館2歳Sを15年ブランボヌール、18年アスターペガサス、19年ビアンフェと3勝するなど勝率33・3%、連対率44・4%、複勝率55・6%。2回に1回以上、馬券に絡んでいる。

