牝馬クラシック初戦、桜花賞(G1、芝1600メートル、13日=阪神)の1週前追い切りが2日、東西トレセンで行われた。昨年12月の阪神JF勝利から直行ローテーションとなったアルマヴェローチェ(上村)は、朝イチのCウッドで伸びやかな走りを披露。来週末の本番へ、期待がもてる仕上がりだ。

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栗東トレセンの調教コース沿いにある桜の木々は、桜花賞の日時を知っているのか、まだつぼみで開花を待っている。それを横目で見るように、2歳女王アルマヴェローチェは、さっそうとCウッドを駆け抜けていった。

馬場開場直後、岩田望騎手を背にレーウィン(古馬3勝クラス)と併せ馬を行い、3馬身追走。直線で合図を送ると、反応良く加速して1馬身半先着した。手応えにはまだ余力がある様子で80秒4-11秒4にまとめた。またがった鞍上は「成長を感じる走りだった。動きもそうだし、馬体もひとまわり大きくなっていた。1週前なのでいっぱいにやっておいてという指示。一段階上がってくると思う」と気配はさらに上昇しそうだ。

前走後に短期放牧へ出て、心身の成長が見られた。その充実ぶりに上村師も満足げだ。「状態は非常にいいと思う。馬が女の子から牝馬に成長している。心身ともにパワーアップしている」。もともと線が細いタイプの馬だったが、馬体にボリュームが出たという。昨年の阪神JFは京都開催で、阪神コースには初参戦となる。「距離、コースは全く問題ない。楽しみ」と師。G1馬として堂々たる姿を見せたいところだ。【下村琴葉】