皐月賞(G1、芝2000メートル、20日=中山)の枠順が17日、確定した。

デビュー15年目の杉原誠人騎手(32)はファウストラーゼン(牡3、西村)とのコンビで牡馬クラシック初騎乗を果たす。初コンビのホープフルSはブービー17番人気ながら3着。前走弥生賞も7番人気の伏兵扱いだったが、重賞初制覇に導いた。「昨年のホープフルSで3着に来て、この馬で皐月賞へ行きたいと思っていたので、弥生賞で結果を出せてよかったです。こういう馬に乗れると思っていなかったですし、感謝しかないです」と懸ける思いは人一倍だ。

自身はデビューから藤沢和雄厩舎に所属。調教ではグランアレグリアをはじめ、多くの素質馬の手綱を握った。22年に定年解散後はフリーとなり、重賞初制覇を含む5勝をマーク。「藤沢厩舎でクラシックに出るような馬にも関わって、先生も皐月賞は勝っていないですし、甘くないのは分かっています。フリーになっていろんな厩舎を見てきたし、いい馬にも乗せてもらいました。過去乗った馬と比較もできますし、藤沢厩舎での経験は糧になっている気がします」と経験を力に変えている。

今回の注目はまくるか、まくらないか。ファウストラーゼンとの近2走は序盤は後方待機。向正面で動き、前走では3角先頭から押し切った。同騎手は「いろいろ臨機応変に考えながら動いていければと思いますが、みんなが(まくりを)待っているのは理解しています。絶対にまくる、とは思っていませんが、4角で射程圏に入れないといけない。クロワデュノールより間違いなく前にいないといけない」と策を練る。

1週前追い切りで栗東へ出向き、手綱を取った。「前回も良い状態でしたし、よくも悪くも変わらずいつも通り。上積みというよりはキープできて、順調です」と好感触を得た。「この馬のことは理解しているつもり。何とか一緒にいい結果を出したいです」。大舞台で真価を見せる。